SSブログ

【セルビア対アルバニア】乱闘・試合没収。euro2016予選中止。政治的陰謀と影!

セルビア対アルバニアの試合が中止、欧州選手権予選

image.jpg


サッカー欧州選手権2016グループI、セルビア対アルバニア。「大アルバニア」を主張する旗を発端に、ピッチ上で小競り合いを起こすセルビアとアルバニアの選手(2014年10月14日撮影)。
【AFP=時事】14日に行われたサッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)の予選、セルビア対アルバニアの試合で、選手とファンが入り混じっての乱闘が発生し、没収試合となった。

image.jpg
乱闘の原因となった大アルバニアを示す旗

 セルビアのベオグラード(Belgrade)で行われたグループIの試合は、前半41分に政治的なメッセージをつけた無人飛行機がスタジアム内を飛ぶと、これが選手とファンの怒りに火をつけた。

image.jpg
 これをきっかけに、両チームの選手がピッチ上で小競り合いを起こし、2万人ほどのセルビアファンが入っていたスタンドからも、発煙筒など様々なものがピッチ上のアルバニアの選手をめがけて投げ込まれた。

 セルビア国営放送(Radio Television of Serbia、RTS)によると、アルバニアのエディ・ラマ(Edi Rama)首相の兄弟であるオルシ・ラマ(Olsi Rama)氏が、今回の一件に関与した疑いで、警察に身柄を拘束されたという。

 エディ・ラマ首相は、試合から約1週間後に、同国の指導者としては68年ぶりにセルビアを公式訪問する予定となっているが、事件はそのなかで起きている。

image.jpg

 RTSはセルビア内務省の談話として、オルシ氏が無人機を飛ばすよう指示したと報じている。「大アルバニア(Greater Albania)」を主張する旗をたなびかせた無人機は、アルバニア側の関係者席の付近から飛ばされた。

 アルバニアの一般サポーターはこの日、セルビアサッカー協会(Football Association of Serbia、FSS)の判断で、2日前に入場禁止が決まっていた。

 セルビアとアルバニアは、かつてのセルビア自治州コソボ(Kosovo)をめぐって緊張関係が続いており、またセルビア南部に住むアルバニア系の社会的少数者は、たびたび自治権の拡大を要求している。

 アルバニアには、同国、コソボ、モンテネグロ、マケドニア、セルビア南部という、アルバニア人の居住地域を統合しようという「大アルバニア」主義を掲げる者たちが存在しており、ベオグラードでも彼らの活動の一端が確認されている。

 セルビアの旧自治州で、人口の大多数をアルバニア人が占めるコソボは、2008年2月に半ば強引に独立を宣言し、米国や欧州連合(EU)の大半の国など、あわせて100か国以上がこれを承認している。

もう一社の記事からも政治的背景が垣間見れる。

サッカー=セルビア対アルバニア戦で乱闘、没収試合に

image.jpg

 10月14日、サッカーの2016年欧州選手権予選、I組のセルビア─アルバニア戦が乱闘騒ぎによって没収試合となった。写真は「大アルバニア主義」を示す旗をつかんだセルビアの選手(2014年 ロイター/Marko Djurica)

[ベオグラード 14日 ロイター] - サッカーの2016年欧州選手権(ユーロ2016)予選で14日、I組のセルビア─アルバニア戦が乱闘騒ぎによって途中で打ち切られ、没収試合となった。今後の処分は欧州サッカー連盟(UEFA)が決定する。

試合はコソボをめぐる両国の緊張を考慮してアウェーのアルバニアのファンなしで行われたが、0─0の前半終盤、バルカンのアルバニア人居住地域統一を目指す「大アルバニア主義」を示す旗をつり下げた飛行物体が遠隔操作によりピッチ上空に飛来。これをきっかけに乱闘が発生した。

セルビアの選手が落ちてきた旗をつかむと、アルバニアの選手たちの怒りを買い、さらにセルビアのサポーターが乱入してアルバニアの選手を攻撃し始めた。機動隊が介入し、混乱によって30分ほど試合が中断したところで、英国人の主審が試合を没収した。

セルビア主将のブラニスラフ・イバノビッチは「何が起きたかわからない。われわれは試合を続けたかったし、退避する間もアルバニアの選手たちを守ろうとした」とコメント。「アルバニアの選手たちは試合を続けられる状態にないと話していた」と明かした。 

セルビアのメディアは、アルバニアのエディ・ラマ首相の兄弟が、旗の飛来に関与した疑いでVIP席で逮捕されたと報じた。

調査して過程で【大アルバニア】【コソボ】【アメリカ】のキーワードが
背景に見えてくる。。。

【コソボとアメリカと大アルバニア計画の関係】


何度か目にしていると思いますが、2035年大アルバニア計画。
今回は、クロアチアのメディアからも報道されました。

記者によると、アルバニア独立100周年記念のイベントの裏で、
統合に対する議論がされていたとか‥。

そしてやはりアメリカの名前が出てきています。
しかも今回は、アメリカが支援する大アルバニアというタイトル。
非常に興味が湧いてきます。



やはり大アルバニアに向かう過程でどこまで影響力を残せるか?
そこにアメリカの軍事的、外交的な思惑が錯綜しています。

なぜコソボなのか?なぜアルバニアなのか?やはり地政学的な
部分が非常に強く、アジアとヨーロッパ、地中海と中欧地域。
まさにハブになる位置にあるのが、コソボやアルバニアです。

そこに強い影響力を残すこと、これがこの先の発展を吸収する
一つの方法だということです。

アゼルバイジャンのガスをギリシャを抜けて、アルバニアから
イタリアに繋ぐパイプラインの計画も進んでいます。



そういう意味でも、このあたりの地域の重要性が増します。
アメリカが影響力を残すのか?EUなのか?それともロシアか?
最近お金を持っているトルコか?

様々な見方ができますが、どれだけの影響力をのこすことが
出来るのかが、本当に大切です。

アメリカとロシアの間で、メドヴェージェフ時代に始まった
二国間協定も終了しました。

ペンタゴンがコソボを支援するという約束をアメリカを訪問中の
コソボの大臣が手にしました。

本当に様々な思惑がまだまだバルカン半島を覆っているような
そんな印象も受けます。

セルビアには、ロシアが地雷撤去の名目で資金援助をしますし、
アメリカは、セルビアの弱体化のためにモンテネグロとコソボの
独立を支援したという経緯もあります。

この先もやはりこのバルカン地域から目を離せませんね。

ちなみにアルバニア人は、コソボとの統合を好意的に受け入れて
いますが、コソボ人はあまり好ましく思っていないようです。

同じ民族でも考え方が違うのかもしれませんが、コソボを支持する
アメリカの思惑がどこまで機能するのか? 

今回の乱闘事件は歴史的背景、政治的関係、アルバニア大計画、、、
さらに追加調査していきますが、

まだ時間のかかる問題ですし、静観していく必要がありますね。

【大アルバニアって?】

大アルバニアはアルバニア本国とコソボ全土のほか、モンテネグロ、セルビア、マケドニア共和国、ギリシャにも及んでいる。
大アルバニア(だいアルバニア、アルバニア語:Shqipëria e Madhe)[1]とは、アルバニアの民族主義者によってアルバニアの本来の領土として主張されている地域。歴史的、あるいは現在のアルバニア人の分布がその主張の根拠となっている。この用語は、アルバニア内外にまたがって分布しているアルバニア人の居住地域を統一し、アルバニアの領土とする大アルバニア主義の願望を表している。アルバニア人の間では、「民族的アルバニア」とも呼ばれる。

【オスマン帝国支配下のアルバニア人】

20世紀初頭のバルカン戦争以前は、アルバニア人たちの居住地域はオスマン帝国の領土であった。

アルバニア人の独立運動は1878年にコソボを拠点としたプリズレン連盟(en)によって始められ、その目的はオスマン帝国の枠組みの中でのアルバニア人の文化的・政治的自治であった。しかしながら、オスマン帝国はプリズレン連盟の要求には応えようとしなかった。連盟の主張に対するオスマン帝国の反対姿勢は、アルバニア人の独立運動をアルバニアの全民族的な運動へと押し上げていった。

【民族的アルバニア】

民族的アルバニアとは、アルバニアの民族主義者の間で、民族的アルバニア人の歴史的な土地として主張されている地域を指し示す用語である。その範囲には、アルバニア、コソボ、セルビア領の一部(プレシェヴォ(Preševo、アルバニア語ではプレシェヴァ、Preshevë / Presheva)、メドヴェジャ(Medveđa、アルバニア語ではメドヴェジャ、Medvegja)、ブヤノヴァツ(Bujanovac、アルバニア語ではブヤノツィ、Bujanoci)、マケドニア共和国の西部、モンテネグロ南部のウルチニ(Ulqin / Ulqini、セルビア語ではウルツィニ、Ulcinj)などが含まれる。ギリシャ領イピロスの一部はアルバニア人からはチャメリア(Çamëria)と呼ばれ、「民族的アルバニア」に含まれる場合もある。

【第二次世界大戦】


イタリア保護領アルバニア。1941年8月、イタリア軍による
第二次世界大戦中、1941年のユーゴスラビアの敗北後、イタリア軍はユーゴスラビア領のアルバニア人地域を占領し、イタリアの傀儡であったアルバニア政府の統治下においた。この領域には、コソボおよびマケドニア、モンテネグロの一部が含まれる。

【今日の状況】

2008年2月にコソボが独立宣言をおこなった。国際連合では独立したコソボが他国と合邦することは認められないとしているが、このコソボの独立は大アルバニア主義の実現にむけた動きであると解釈されることもある(大アルバニアに含まれる領域を独立させ、アルバニアに併合するかアルバニアと連邦を構成することで大アルバニアを実現しようとする考え方)。2007年3月の国際連合開発計画の調査によると、コソボのアルバニア人のうちわずか2.5%がアルバニアとの統一がコソボにとって最も望ましいと考えている
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。