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あの【カムイ伝】の【白土三平師匠】よ「ふぬけたか!」あらすじと【カムイ伝】リサーチ!!!

この作品は『カムイ伝』から主人公の一人であるカムイのみを取り出し描かれたスピンオフ的な作品である。『カムイ伝』の「第一部」後半と「第二部」の間に存在するものと位置づけられており、『カムイ外伝』で登場した人物が『カムイ伝 第二部』にも再登場する。以下、便宜上『カムイ外伝』を「第一部」とし、『カムイ外伝 第二部』を「第二部」とする。

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「第一部」は『カムイ伝』執筆中に浮かんだアイデアのうち、本伝のストーリーとしては先の話になり、また本伝にはうまく取り込めない部分を発表したものだという[1]。「第二部」においては「今回の「外伝」では、忍者同士の戦いや必殺技に重点を置くよりも、身分制度に疑問を持ち追われる者が、何を思い、いかなる希望を糧として生きてゆくか、という作品の主題を色濃く前面に出してゆきたい。」[2]とのテーマで描いている。単行本に出版社記述の無いものは全て小学館。

カムイ伝

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被差別部落出身の忍者カムイが主人公のマンガ。作者は白土三平。江戸時代を舞台に、様々な階級の人間の生き様を描く。第1部から第3部まであり、その外伝として逃亡を続けるカムイの内面が深く描かれる『カムイ外伝』も存在する。
『カムイ伝』は1964年11月より「ガロ」で第1部が連載開始、71年同7月号で完結した。第2部が88年「ビッグコミック」5月10日号より2000年4月10日号まで連載された。『カムイ外伝』は1965年「週刊少年サンデー」5月16日号で第1部が始まり、67年まで連載した。さらに第2部が82年から87年まで「ビッグコミック」に連載。『カムイ外伝』の第2部は、抜け忍としてさすらうカムイが、様々な人々と出会う人情ものの連作短編群となっている。
『カムイ伝』の物語は非人の子カムイ、下人の子正助、武士の子草加竜之進3人の少年を中心にして進む。自由を求めて剣の腕を磨いたカムイは、忍びの道に入るが、やがて抜け忍となり、果てしない逃亡と闘いの日々を送る。正助、竜之進もそれぞれに問題を抱え、3人は、社会制度や権力にぶつかりながら、生きるために苦闘する。武士などの支配階級との闘いを通して、下層階級とされた人々(下人、農民など)の力強い生き様も描いている。連載が始まったのは学生運動が盛んだった60年代で、階級間の闘争を背景にしたストーリーが学生たちの支持を得た。第1部では3人の夢と挫折が描かれ、第2部では、1度ばらばらになったカムイ、正助、竜之進が再び出会い、夢を追い始める。第3部で完結の予定だが、2009年現在、まだ第3部の作品はない。
『カムイ外伝』は1969年4月~9月まで「忍風カムイ外伝」としてテレビアニメ化。95年1月にはNHK-FMでラジオドラマ「青春アドベンチャーカムイ外伝」が放送され、同年8月には続編である「続・カムイ外伝」も放送された。また、2009年9月から、『カムイ外伝』実写映画化を機に、新エピソードを「ビッグコミック」にて3号連続で掲載。外伝としては、実に22年ぶりの新作となる。


第一部
発表
『週刊少年サンデー』に不定期連載、全20回
小題
「雀落し」※初出:1965年5月16日号(21号)
「飯綱落し」※初出:1965年6月13日号(25号)
「月影」※初出:1965年7月11日号(29号)
「むささび」※初出:1965年臨時増刊号(夏休みまんが号)
「五ツ」※初出:1965年8月8日号(33号)
「木耳」※初出:1965年10月10日号(42号)
「常風」※初出:1965年11月7日号(46号)
「九の一」※初出:1965年12月12日号(51号)
「暗鬼」※初出:1966年1月9日号(2号)
「空蝉」※初出:1966年1月23日号(3号)
「下人」※初出:1966年5月15日号(19号)
「狂馬」※初出:1966年6月12日号(23号)
「天人」※初出:1966年7月10日号(27号)
「移し身」※初出:1966年8月7日号(31号)
「老忍」※初出:1966年9月4日号(35号)
「抜忍」※初出:1966年10月9日号(40号)
「黒鍬」※初出:1966年11月13日号(45号)
「追跡」※初出:1966年12月11日号(49号)
「りんどう」※初出:1967年1月8日号(2号)
「憑移し」※初出:1967年1月15-22日合併号(3・4合併号)
単行本
1966年:ゴールデンコミックス『カムイ外伝』全2巻※前半16話分のみの収録
1970年:現代コミック6『白土三平集』(双葉社)※第11話「下人」のみを収録
1972年:COM名作コミックス『カムイ外伝』(虫プロ商事)※全2冊版
1973年:COM名作コミックス『カムイ外伝』(虫プロ商事)※全1冊版
1976年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第1巻から第3巻
1978年:ロマンコミック自選全集『スガル』(主婦の友社)※第8話「九の一」のみを収録
1983年:ビッグコミックス『カムイ外伝』第1巻から第3巻
1994年:小学館叢書『カムイ外伝』第1巻から第2巻途中まで
1997年:小学館文庫『カムイ外伝』第1巻から第2巻途中まで
2006年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第1巻から第2巻途中まで
2009年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝(映画表紙版)』(コンビニ本)上巻から中巻途中まで
2011年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝』(コンビニ本)第1巻
CD-ROM
1997年:小学館MANGAROM『カムイ外伝』※効果音付
第二部
発表
『ビッグコミック』に連載、全116回
小題
「はんざき」全4回(小題「穴窯」「土風」「屍煙」「帰去来」)※初出:1982年2月25日号-4月10日号
「スガルの島」全15回(小題「女左エ門(2)」「一白(2)」「はなふい(2)」「双忍(2)」「月日貝(3)」「抜け狩り(2)」「十文字霞くずし(2)」)※初出:1982年4月25日号-12月10日号(10月10日号は休載)
「黒塚の風」全11回(小題「小さな石もなけりゃ大きな石も(2)」「蜘蛛の巣に蜂(2)」「尾州柳生(2)」「百日童(5)」)※初出:1982年12月25日号-5月25日号
「変身の色」全13回(小題「日暮れて(2)」「人狩り(5)」「舞様(6)」)※初出:1983年6月10日号-12月25日号(9月25日号は休載)
「剣風」全20回(小題「草薙(5)」「死相(4)」「風合瀬(3)」「御前仕相(4)」「棒心(4)」)※初出:1984年1月10日号-11月10日号(9月10日号は休載)
「心旅」全3回※初出:1984年11月25日号-12月25日号
「乱心法獣遁」全4回※初出:1985年1月10日号-2月25日号
「盗人宿」全8回※初出:1985年3月10日号-6月25日号
「掛け捕り」全3回※初出:1985年7月10日号-8月10日号
「妖怪」全2回※初出:1985年9月25日号,10月10日号
「黒」全1回※初出:1985年10月25日号
「遠州」全5回※初出:1985年11月10日号-1月10日号
「言霊」全2回※初出:1986年1月25日号,2月10日号
「仕掛け崩れ」全3回※初出:1986年2月25日号-3月25日号
「飛天の酉蔵」全9回※初出:1986年4月10日号-8月10日号
「伊児奈」全3回※初出:1986年9月25日号-10月25日号
「上意異変」全6回※初出:1986年11月10日号-1月25日号
「吸血」全4回※初出:1987年2月10日号-3月25日号
単行本
1983年:ビッグコミックス『カムイ外伝』第4巻から第20巻
1988年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第4巻から第19巻
1994年:小学館叢書『カムイ外伝』第2巻途中から第12巻
1998年:小学館文庫『カムイ外伝』第2巻途中から第12巻
2007年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第2巻途中から第11巻
2009年:ビッグコミックススペシャル『カムイ外伝-スガルの島-』※「スガルの島」のみを収録
2009年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝(映画表紙版)』(コンビニ本)中巻途中から下巻※「スガルの島」のみを収録
2011年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝』(コンビニ本)第2巻から第8巻
単行本(海外)
1987年:『The Legend of KAMUI A GENUINE NINJA STORY』全37巻(Viz Communications)※英語版、週刊、「スガルの島」「剣風」
1990年:『The Legend of Kamui The Island of Sugaru』全2巻(Viz Communications)※英語版、「スガルの島」のみ
1992年:『La Leyenda de KAMUI LA ISLA DE SUGARU』全7巻(PLANETA‐DeAGOSTINI)※スペイン語版、「スガルの島」のみ
1999年:『The Legend of KAMUI Perfect Collection』全2巻※1990年版の新装版
※「スガルの島」はイタリアの雑誌『MANGA-ZINE』に1991年4月創刊号から1992年にかけて全15回連載されている。

その他短編
「七ツ桶の岩」(カムイ外伝より)※初出:『ビッグゴールド』1979年11月5日号(No.4)

単行本
1980年:ビッグコミックス『白土三平異色作品集』第12巻内
1988年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第6巻内
2000年:小学館文庫『七ツ桶の岩』内
2007年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第2巻内

「カムイ外伝-再会-」全3回※初出:『ビッグコミック』2009年10月10日号-11月10日号

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登場人物編集

カムイ
物語の主人公。非人部落の出身。自由と誇りを求め忍者になる。しかし、忍者の世界の非情な掟になじめず抜け忍になった。住むところや職業を転々としながら追及を逃れる日々を送っている。変移抜刀霞斬り、飯綱落とし、十文字霞崩しなどの必殺技を駆使しながら追っ手の忍びを撃退する。追忍から身を隠すため「三郎」「サブ」とも名乗る。
第一部
名張の五ツ
2本の腕だけでなく2本の足も駆使して剣やクナイを使う凄腕の忍者、カムイの霞斬りをはじめて破る。カムイとの戦いの後自らも抜け忍の道を選ぶ。追忍を「最後の手」を用いて破る。「名張の五ツ」とはその「最後の手」のことでもあり、それゆえに忍者として生きる他なくなり、また優れた忍者ともなれた。『カムイ伝 第二部』にも登場する。
マシラ
マシラ一族の頭、猿飛の術を得意とする。森の中の戦いで飯綱落としによって破れる。
天人
カムイを追う忍びの小頭。長い棒を地面に刺し、反対側に繋いだ綱につかまって回りながら上空より攻撃する「天人の術」を駆使する。双子の弟がいるがいずれも飯綱落としによって破れる。
名張の半助
天人の後の忍びの小頭になった老忍者、3代目名張の半助。2代目までは凄腕の忍者だったが3代目はそれほどでもないらしい。部下に足手まとい扱いされ、一人カムイに挑むが軽くあしらわれる。後に仲間とともに抜け忍となる。
第二部 はんざき
三輪三左(みわさんざ)
カムイが身を隠そうと忍び込んだ炭焼き小屋の主。炭焼きの他に焼き物(陶芸)もして暮らしている。気のふれたクニという娘とふたりで暮らしていた。カムイに炭焼きを任せ、一緒に生活を始める。抜け忍であるとカムイに告白するが、実は里入り忍であり密かにカムイの命を狙っていた。
第二部 スガルの島
スガル
抜け忍の女忍者。千本乱れ打ちを得意技とする。カムイを追手の忍者であると疑い何度も襲う。霞切りを破りかなりの腕前の忍者である。結婚をしていて夫の半兵衛とサヤカ、ゲンタ、末娘と5人で瀬戸内の奇ヶ島に暮らす。普段はスガルでは無く、お鹿という名前で呼ばれている。
半兵衛
瀬戸内の奇ヶ島(くしきがしま)の漁師。領主の馬の足を切りその蹄で疑似餌を作る。馬の足を切った時、カムイに助けられ、カムイが遭難した時カムイを助けた。それが縁でカムイと共に漁をすることになる。スガルが抜け忍である事は知っている。不動とも以前けがをした不動を助けた事が縁で知り合っている。今は漁師であるが山窩の出身であり、いろいろと謎が多い男である。
サヤカ
スガルと半兵衛の娘。カムイが遭難した際、裸になりカムイの体を温めて助ける。その後カムイに思いを寄せ、月日貝という貝を渡し、将来一緒になろうと告白する。
不動
国元より発せられた追忍。一旦、公儀隠密に囲まれたときにカムイとスガルを助け、自らを抜け忍であると言うが、実は不動自身も追忍であった。抜け忍集団「渡り衆」の頭をしていた。その後、スガル一家を毒殺し、抜け忍たちを始末するが、カムイが新たに編み出した十文字霞くずしによって破れる。最期はカムイによって生きながらサメに喰われるという残酷な制裁を受ける。しかし『カムイ伝 第二部』の13巻において、死んだ筈の不動がカムイの前に再び姿を現しているが、真相が今に至るまで語られていない。
第二部 黒塚の風 〜 剣風
黒塚のお蝶
人の育てた菊の花を切り落としたり、飼っている鳥を逃がしたりと街の人に嫌がらせをして喜んでいる。カムイにもちょっかいを出すが逆にしてやられる。盗賊団に命を狙われるがカムイに助けられる。その後もカムイを追うが道中で生き別れた姉を捜しているモモカという小さな男子と行動をともにする。モモカとの旅の末、心を入れ替え親切な人になる。
百日(ももか)のウツセ
生まれ落ちて百日とたたぬまま捨てられ、伊賀の下忍に拾われた下人。剣の天分を見込まれて尾州柳生の道場で下働きとして預けられる。そこで新陰流の秘太刀を盗み柳生から追われる身となる。その一方でウツセは養父であり忍びの師匠でもある不動の仇を討つべくカムイを狙う。一度はカムイを破るが後に水月の心を会得したカムイに破れる。
柳生厳包(柳生蓮也斎)(やぎゅうげんぽう)
尾張藩剣法指南役。尾州柳生の新陰流五世を相伝する天才剣士。
柳生の権威を守るために自分より優れたものを暗殺により葬ろうとする。
島出雲
尾州柳生師範代。秘太刀を盗んだウツセを刺客として追う。ウツセの仲間の忍者の攻撃を返り討ちにし、小頭の土雲の片腕を切り落とすほどの凄腕の剣士。土雲たちの計略にはまりや家ごと焼かれてしまうが、全身に火傷を負いながらも生き延びる。その後も執念でウツセを追うが、カムイによって討たれる。カムイは島出雲をウツセの移し身であると勘違いしていた。
貴田源心
元播州三木家剣法指南役。塚原卜伝の流れを汲む名剣士であったが、名も無き剣士に藩主の御前試合で敗れ修行の旅に出る。修行中、柳生厳包と戦い敗れ自分の剣は古いと言われ、剣の道に迷う。新田開発の人夫として働いているときにカムイと知り合う。カムイをつけ狙う追忍に手を出すが逆に斬られる。
森忠成
岩津藩前藩主。武芸に秀で、関ヶ原、大阪の陣で戦功を立てた。隠居後も犬追物に講じていたが、物足りなくなり、旅の武芸者や浪人を拉致しそれを獲物とする「人追物」という残虐な行為を始める。カムイとウツセを獲物としようと捕まえてしまった結果、逆に懲らしめられる事になる。
阿多棒心
柳生利厳(兵庫)に薙刀を伝授したと言われる阿多棒庵の弟。棒術の腕前は阿多棒庵よりも上とも言われる。薙刀だけでなく剣や棒術にも通じ、馬来十蔵に草薙の太刀を伝授し、カムイには柳生の秘太刀と水月の心を伝授した。その腕前はカムイやウツセを軽くあしらい、柳生厳包も全くかなわないほどである。
馬来十蔵
郷士でありながら我が物顔で田畑を荒らす武士に手向かう豪気の持ち主。雪崩で遭難した阿多棒心を助けたことから知り合い、阿多棒心より草薙の太刀を伝授される。腕試しに江戸柳生と立ち会い、互角以上の戦いをした。自分たちの権威を脅かしかねない存在と恐れた柳生が送った刺客(ウツセと不動)に討たれる。

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物語編集

『カムイ伝』で抜忍となったカムイは、変移抜刀霞斬り(へんいばっとうかすみぎり)や飯綱落し(いづなおとし)といった必殺忍法や、自己暗示等の技を駆使しつつ執拗に迫る追っ手と戦い、村々で起こる事件を解決しながら、終わりの無い旅を続けていく。エピソード内、カムイは下人や黒鍬・樵・漁師に代表される肉体労働者といった江戸時代の様々な階級に身をやつしている。

漫画編集

この作品は『カムイ伝』から主人公の一人であるカムイのみを取り出し描かれたスピンオフ的な作品である。『カムイ伝』の「第一部」後半と「第二部」の間に存在するものと位置づけられており、『カムイ外伝』で登場した人物が『カムイ伝 第二部』にも再登場する。以下、便宜上『カムイ外伝』を「第一部」とし、『カムイ外伝 第二部』を「第二部」とする。

「第一部」は『カムイ伝』執筆中に浮かんだアイデアのうち、本伝のストーリーとしては先の話になり、また本伝にはうまく取り込めない部分を発表したものだという[1]。「第二部」においては「今回の「外伝」では、忍者同士の戦いや必殺技に重点を置くよりも、身分制度に疑問を持ち追われる者が、何を思い、いかなる希望を糧として生きてゆくか、という作品の主題を色濃く前面に出してゆきたい。」[2]とのテーマで描いている。単行本に出版社記述の無いものは全て小学館。

第一部
発表
『週刊少年サンデー』に不定期連載、全20回
小題
「雀落し」※初出:1965年5月16日号(21号)
「飯綱落し」※初出:1965年6月13日号(25号)
「月影」※初出:1965年7月11日号(29号)
「むささび」※初出:1965年臨時増刊号(夏休みまんが号)
「五ツ」※初出:1965年8月8日号(33号)
「木耳」※初出:1965年10月10日号(42号)
「常風」※初出:1965年11月7日号(46号)
「九の一」※初出:1965年12月12日号(51号)
「暗鬼」※初出:1966年1月9日号(2号)
「空蝉」※初出:1966年1月23日号(3号)
「下人」※初出:1966年5月15日号(19号)
「狂馬」※初出:1966年6月12日号(23号)
「天人」※初出:1966年7月10日号(27号)
「移し身」※初出:1966年8月7日号(31号)
「老忍」※初出:1966年9月4日号(35号)
「抜忍」※初出:1966年10月9日号(40号)
「黒鍬」※初出:1966年11月13日号(45号)
「追跡」※初出:1966年12月11日号(49号)
「りんどう」※初出:1967年1月8日号(2号)
「憑移し」※初出:1967年1月15-22日合併号(3・4合併号)
単行本
1966年:ゴールデンコミックス『カムイ外伝』全2巻※前半16話分のみの収録
1970年:現代コミック6『白土三平集』(双葉社)※第11話「下人」のみを収録
1972年:COM名作コミックス『カムイ外伝』(虫プロ商事)※全2冊版
1973年:COM名作コミックス『カムイ外伝』(虫プロ商事)※全1冊版
1976年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第1巻から第3巻
1978年:ロマンコミック自選全集『スガル』(主婦の友社)※第8話「九の一」のみを収録
1983年:ビッグコミックス『カムイ外伝』第1巻から第3巻
1994年:小学館叢書『カムイ外伝』第1巻から第2巻途中まで
1997年:小学館文庫『カムイ外伝』第1巻から第2巻途中まで
2006年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第1巻から第2巻途中まで
2009年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝(映画表紙版)』(コンビニ本)上巻から中巻途中まで
2011年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝』(コンビニ本)第1巻
CD-ROM
1997年:小学館MANGAROM『カムイ外伝』※効果音付
第二部
発表
『ビッグコミック』に連載、全116回
小題
「はんざき」全4回(小題「穴窯」「土風」「屍煙」「帰去来」)※初出:1982年2月25日号-4月10日号
「スガルの島」全15回(小題「女左エ門(2)」「一白(2)」「はなふい(2)」「双忍(2)」「月日貝(3)」「抜け狩り(2)」「十文字霞くずし(2)」)※初出:1982年4月25日号-12月10日号(10月10日号は休載)
「黒塚の風」全11回(小題「小さな石もなけりゃ大きな石も(2)」「蜘蛛の巣に蜂(2)」「尾州柳生(2)」「百日童(5)」)※初出:1982年12月25日号-5月25日号
「変身の色」全13回(小題「日暮れて(2)」「人狩り(5)」「舞様(6)」)※初出:1983年6月10日号-12月25日号(9月25日号は休載)
「剣風」全20回(小題「草薙(5)」「死相(4)」「風合瀬(3)」「御前仕相(4)」「棒心(4)」)※初出:1984年1月10日号-11月10日号(9月10日号は休載)
「心旅」全3回※初出:1984年11月25日号-12月25日号
「乱心法獣遁」全4回※初出:1985年1月10日号-2月25日号
「盗人宿」全8回※初出:1985年3月10日号-6月25日号
「掛け捕り」全3回※初出:1985年7月10日号-8月10日号
「妖怪」全2回※初出:1985年9月25日号,10月10日号
「黒」全1回※初出:1985年10月25日号
「遠州」全5回※初出:1985年11月10日号-1月10日号
「言霊」全2回※初出:1986年1月25日号,2月10日号
「仕掛け崩れ」全3回※初出:1986年2月25日号-3月25日号
「飛天の酉蔵」全9回※初出:1986年4月10日号-8月10日号
「伊児奈」全3回※初出:1986年9月25日号-10月25日号
「上意異変」全6回※初出:1986年11月10日号-1月25日号
「吸血」全4回※初出:1987年2月10日号-3月25日号
単行本
1983年:ビッグコミックス『カムイ外伝』第4巻から第20巻
1988年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第4巻から第19巻
1994年:小学館叢書『カムイ外伝』第2巻途中から第12巻
1998年:小学館文庫『カムイ外伝』第2巻途中から第12巻
2007年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第2巻途中から第11巻
2009年:ビッグコミックススペシャル『カムイ外伝-スガルの島-』※「スガルの島」のみを収録
2009年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝(映画表紙版)』(コンビニ本)中巻途中から下巻※「スガルの島」のみを収録
2011年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝』(コンビニ本)第2巻から第8巻
単行本(海外)
1987年:『The Legend of KAMUI A GENUINE NINJA STORY』全37巻(Viz Communications)※英語版、週刊、「スガルの島」「剣風」
1990年:『The Legend of Kamui The Island of Sugaru』全2巻(Viz Communications)※英語版、「スガルの島」のみ
1992年:『La Leyenda de KAMUI LA ISLA DE SUGARU』全7巻(PLANETA‐DeAGOSTINI)※スペイン語版、「スガルの島」のみ
1999年:『The Legend of KAMUI Perfect Collection』全2巻※1990年版の新装版
※「スガルの島」はイタリアの雑誌『MANGA-ZINE』に1991年4月創刊号から1992年にかけて全15回連載されている。

その他短編
「七ツ桶の岩」(カムイ外伝より)※初出:『ビッグゴールド』1979年11月5日号(No.4)

単行本
1980年:ビッグコミックス『白土三平異色作品集』第12巻内
1988年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第6巻内
2000年:小学館文庫『七ツ桶の岩』内
2007年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第2巻内

「カムイ外伝-再会-」全3回※初出:『ビッグコミック』2009年10月10日号-11月10日号

登場人物編集

カムイ
物語の主人公。非人部落の出身。自由と誇りを求め忍者になる。しかし、忍者の世界の非情な掟になじめず抜け忍になった。住むところや職業を転々としながら追及を逃れる日々を送っている。変移抜刀霞斬り、飯綱落とし、十文字霞崩しなどの必殺技を駆使しながら追っ手の忍びを撃退する。追忍から身を隠すため「三郎」「サブ」とも名乗る。
第一部
名張の五ツ
2本の腕だけでなく2本の足も駆使して剣やクナイを使う凄腕の忍者、カムイの霞斬りをはじめて破る。カムイとの戦いの後自らも抜け忍の道を選ぶ。追忍を「最後の手」を用いて破る。「名張の五ツ」とはその「最後の手」のことでもあり、それゆえに忍者として生きる他なくなり、また優れた忍者ともなれた。『カムイ伝 第二部』にも登場する。
マシラ
マシラ一族の頭、猿飛の術を得意とする。森の中の戦いで飯綱落としによって破れる。
天人
カムイを追う忍びの小頭。長い棒を地面に刺し、反対側に繋いだ綱につかまって回りながら上空より攻撃する「天人の術」を駆使する。双子の弟がいるがいずれも飯綱落としによって破れる。
名張の半助
天人の後の忍びの小頭になった老忍者、3代目名張の半助。2代目までは凄腕の忍者だったが3代目はそれほどでもないらしい。部下に足手まとい扱いされ、一人カムイに挑むが軽くあしらわれる。後に仲間とともに抜け忍となる。
第二部 はんざき
三輪三左(みわさんざ)
カムイが身を隠そうと忍び込んだ炭焼き小屋の主。炭焼きの他に焼き物(陶芸)もして暮らしている。気のふれたクニという娘とふたりで暮らしていた。カムイに炭焼きを任せ、一緒に生活を始める。抜け忍であるとカムイに告白するが、実は里入り忍であり密かにカムイの命を狙っていた。
第二部 スガルの島
スガル
抜け忍の女忍者。千本乱れ打ちを得意技とする。カムイを追手の忍者であると疑い何度も襲う。霞切りを破りかなりの腕前の忍者である。結婚をしていて夫の半兵衛とサヤカ、ゲンタ、末娘と5人で瀬戸内の奇ヶ島に暮らす。普段はスガルでは無く、お鹿という名前で呼ばれている。
半兵衛
瀬戸内の奇ヶ島(くしきがしま)の漁師。領主の馬の足を切りその蹄で疑似餌を作る。馬の足を切った時、カムイに助けられ、カムイが遭難した時カムイを助けた。それが縁でカムイと共に漁をすることになる。スガルが抜け忍である事は知っている。不動とも以前けがをした不動を助けた事が縁で知り合っている。今は漁師であるが山窩の出身であり、いろいろと謎が多い男である。
サヤカ
スガルと半兵衛の娘。カムイが遭難した際、裸になりカムイの体を温めて助ける。その後カムイに思いを寄せ、月日貝という貝を渡し、将来一緒になろうと告白する。
不動
国元より発せられた追忍。一旦、公儀隠密に囲まれたときにカムイとスガルを助け、自らを抜け忍であると言うが、実は不動自身も追忍であった。抜け忍集団「渡り衆」の頭をしていた。その後、スガル一家を毒殺し、抜け忍たちを始末するが、カムイが新たに編み出した十文字霞くずしによって破れる。最期はカムイによって生きながらサメに喰われるという残酷な制裁を受ける。しかし『カムイ伝 第二部』の13巻において、死んだ筈の不動がカムイの前に再び姿を現しているが、真相が今に至るまで語られていない。
第二部 黒塚の風 〜 剣風
黒塚のお蝶
人の育てた菊の花を切り落としたり、飼っている鳥を逃がしたりと街の人に嫌がらせをして喜んでいる。カムイにもちょっかいを出すが逆にしてやられる。盗賊団に命を狙われるがカムイに助けられる。その後もカムイを追うが道中で生き別れた姉を捜しているモモカという小さな男子と行動をともにする。モモカとの旅の末、心を入れ替え親切な人になる。
百日(ももか)のウツセ
生まれ落ちて百日とたたぬまま捨てられ、伊賀の下忍に拾われた下人。剣の天分を見込まれて尾州柳生の道場で下働きとして預けられる。そこで新陰流の秘太刀を盗み柳生から追われる身となる。その一方でウツセは養父であり忍びの師匠でもある不動の仇を討つべくカムイを狙う。一度はカムイを破るが後に水月の心を会得したカムイに破れる。
柳生厳包(柳生蓮也斎)(やぎゅうげんぽう)
尾張藩剣法指南役。尾州柳生の新陰流五世を相伝する天才剣士。
柳生の権威を守るために自分より優れたものを暗殺により葬ろうとする。
島出雲
尾州柳生師範代。秘太刀を盗んだウツセを刺客として追う。ウツセの仲間の忍者の攻撃を返り討ちにし、小頭の土雲の片腕を切り落とすほどの凄腕の剣士。土雲たちの計略にはまりや家ごと焼かれてしまうが、全身に火傷を負いながらも生き延びる。その後も執念でウツセを追うが、カムイによって討たれる。カムイは島出雲をウツセの移し身であると勘違いしていた。
貴田源心
元播州三木家剣法指南役。塚原卜伝の流れを汲む名剣士であったが、名も無き剣士に藩主の御前試合で敗れ修行の旅に出る。修行中、柳生厳包と戦い敗れ自分の剣は古いと言われ、剣の道に迷う。新田開発の人夫として働いているときにカムイと知り合う。カムイをつけ狙う追忍に手を出すが逆に斬られる。
森忠成
岩津藩前藩主。武芸に秀で、関ヶ原、大阪の陣で戦功を立てた。隠居後も犬追物に講じていたが、物足りなくなり、旅の武芸者や浪人を拉致しそれを獲物とする「人追物」という残虐な行為を始める。カムイとウツセを獲物としようと捕まえてしまった結果、逆に懲らしめられる事になる。
阿多棒心
柳生利厳(兵庫)に薙刀を伝授したと言われる阿多棒庵の弟。棒術の腕前は阿多棒庵よりも上とも言われる。薙刀だけでなく剣や棒術にも通じ、馬来十蔵に草薙の太刀を伝授し、カムイには柳生の秘太刀と水月の心を伝授した。その腕前はカムイやウツセを軽くあしらい、柳生厳包も全くかなわないほどである。
馬来十蔵
郷士でありながら我が物顔で田畑を荒らす武士に手向かう豪気の持ち主。雪崩で遭難した阿多棒心を助けたことから知り合い、阿多棒心より草薙の太刀を伝授される。腕試しに江戸柳生と立ち会い、互角以上の戦いをした。自分たちの権威を脅かしかねない存在と恐れた柳生が送った刺客(ウツセと不動)に討たれる。

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